はじめに
「ミイダスってなに?」
この疑問に、機能紹介ではなく“役割”で答えるための記事です。
ミイダスには複数の診断機能がありますが、
それぞれが何を目的としていて、どう使うものなのかは意外と整理されていません。
本記事では、ミイダス最大の特徴である市場価値診断とコンピテンシー診断を中心に、
診断結果の正しい読み解き方と、
転職を前提にしなくても使える理由を解説します。
1. ミイダスとは?

ミイダスは、
診断を起点にマッチングが行われるスカウト型の転職サービスです。
当ブログで紹介している3タイプモデルで分類すると、検索型にあたりますが、このミイダスは特殊です。
※3タイプモデルについて詳しく解説しているのはコチラの記事です。
検索型 × スカウト型 × 可能性診断 = 転職マッチングアプリ
というイマドキのユーザーが馴染みやすいサービスとなっています。
そして、ミイダスは「転職を決意した人だけが使うサービス」ではありません。
まだ転職の意思は固まってないけど自分の現在地が知りたいという方に、診断用に使うだけでもかなりオススメです。
公式でも「診断だけの利用でもOK」と明言されています。
そのため、転職活動の前段階や、
自己理解のために診断だけ使うという利用方法も想定されています。
ミイダスでは職務経歴やスキルを入力することで「市場価値診断」を受けられますが、
ここで重要なのは、キャリアを整理・言語化するためのサービスではないという点です。
入力された情報は評価に使われますが、
といった整理された中身をユーザー側で確認・編集することはできません。
市場価値診断で返ってくるのは、
「同じような条件の求職者が、実際に採用された年収レンジ」という結果です。
一方で、ミイダスの本当の価値は、
コンピテンシー診断によって人の特性を直感的に理解できる点にあります。
2. ミイダスの運営会社
ミイダスは、人材サービス大手であるパーソルグループの一員によって運営されています。
パーソルが運営している主なサービスを挙げると
・doda
・シェアフル
・テンプスタッフ
などなど…
聞き馴染みのある方も多いのではないでしょうか?
採用支援・転職支援・人材データを長年扱ってきた企業群の中で生まれたサービスであり、
診断やマッチングの仕組みも実際の採用現場で使われることを前提に設計されています。
ミイダスの強みとしてもう一つ挙げると、企業からのオファーの際に面接確約付きオファーがあります。
面接確約というのは、ふつうであれば企業からしたらリスキーです。
そこには受け身と攻めで心理的な優位性が生まれるという構造的な理由があるのですがここでは省略します。※近い概念のコラムを書いているので興味のある方はコチラをどうぞ。
膨大な運用実績のあるパーソルグループだからこそ、単なる自己分析ツールではなく“採用に使われている仕組み“をこのサービスに落とし込み、信頼度の高いマッチング度の提供を実現しています。
3. ミイダスの独自機能
市場価値診断

市場価値診断では、職務経歴やスキルを入力することで、
自分と似た条件の求職者が実際に採用された年収レンジが提示されます。
ここで示されるのは理想年収や希望年収ではなく、
実績ベースの分布です。
キャリアを細かく整理することはできませんが、
「今の条件だと、どの位置にいるのか」を把握する指標としては有効です。
転職を前提にせず、
市場感覚を知るために診断だけ使うという利用方法も可能です。
コンピテンシー診断

コンピテンシー診断は、ミイダスの中でももっとも重要な機能です。
スキルや実績ではなく、
その人の考え方・行動のクセ・感じ方といった特性を見ていきます。
バイアス診断ゲーム

バイアス診断ゲームは、意思決定の癖や思い込みを可視化するための補助的な診断です。
診断結果そのものより、
自分の判断がどこで偏りやすいかに気づくための機能として位置づけられています。
4. コンピテンシー診断の詳細
コンピテンシー診断を一言でいうと、
「スキルの棚卸し」ではなく「その人の特性(個体値)の棚卸し」をする診断です。
「結局なにを聞かれるの?」という点では、
MBTIのような性格診断をイメージすると分かりやすいです。
質問内容は?
質問の中心は、知識や能力ではありません。
どんな場面でどう動きやすいか(行動基準)
迷ったときに何を優先するか(判断軸)
どんな状況でストレスを感じやすいか(感情反応)
といった行動や感情の傾向が問われます。
わかることは?
パーソナリティの傾向
ストレス要因(消耗しやすい環境)
上司・部下としての傾向(チームでの立ち回り)
結論:向いてる仕事が「特性」で見えてくる
この診断の良さは、
どんな仕事が向いているかを、スキルや能力ではなく特性で理解できる点です。
同じ職種でも向き・不向きが分かれるのは、
能力より特性と環境の相性によるところが大きいためです。
ミイダスは公式でも「診断だけの利用でもOK」とされており、
転職を決めていない段階で自己理解のために使っても問題ありません。
5. ミイダスのメリット・デメリット
メリット
-
転職前提でなくても診断を使える
-
強みを自分で言語化しなくていい
市場評価と特性を分けて理解できる
スカウトにつながる可能性がある - 年収アップ額平均110万円
デメリット
キャリアを構造的に整理する用途には向かない
診断結果がシビアに感じることがある
スキル不足の解決策までは示されない
よくある不安・悪い口コミは「仕組み」で整理できる
質の低いオファーが来る/年収が低い
転職マッチングサービスという性質上、企業も優秀な人材を欲しがります。
ゆえに、ミスマッチなスカウトが届くこともあります。
ミイダスの母体であるパーソルの長年で培った膨大な実績データや研究結果を利用して提供されているサービスということもあり、
「診断結果が間違っている」
「あいまいな診断をしている」
わけではないので安心してください。
連絡がしつこい

たくさんオファーが来るのはうれしいけど、メールが多すぎて困りました。
転職用の新規メールアドレスを作って登録すると、
普段の連絡と切り分けられてストレスが減ります。
会社にバレないか不安

登録していることが会社にバレたら気まずいので不安です。
特定の企業をブロックすることで、
診断だけ利用したい場合でも余計な心配を避けられます。
6. ミイダスに向いている人・向いていない人
向いている人
向いていない人
7. まとめ
ミイダスは、転職を決めてから使うサービスではありません。
市場価値診断で「今の立ち位置」を知り、
コンピテンシー診断で「自分の特性」を理解する。
公式でも「診断だけの利用でもOK」とされており、
転職前の自己理解ツールとして使うこともできます。
診断をどう読むか。
その前提を理解して使うことで、ミイダスは価値を発揮します。



希望とかけ離れていたり、市場価値より低い年収のオファーが来ることが多くて、診断が曖昧なのではないかと信用できない。